こんにちは!おにおんです(゜u⌒)つ
今回は古代海洋民族が5000年前に造ったと伝えられている「矢岳巨石群遺跡」の紹介です
※訪問日2021年10月4日(日)
矢岳神社の裏手にある長さ13m、幅6m、厚さ2.5mの天井石を支えた巨石群
天井石を石柱が支えてるものをドルメンと呼び、世界最大級の大きさ
また近くにあるお祭り広場と呼ばれる場所には、人の顔に見える人面石や、サメの頭部を描いたペトログラフ(岩に刻まれた文字や記号、文様、絵画)も刻まれている
↓↓矢岳巨石群遺跡 ↓↓の場所はこちら
住所 | 熊本県上天草市 |
駐車場 | 無し |
トイレ | 無し |
矢岳神社・ドルメン・ストーンサークルの入口はここ!
国道266号線の途中に白嶽森林公園への案内板があり、そこから案内板の方へ道なりに進んで行くと案内板がある場所に着きます
入口にある案内板はどれもボロボロになっており、スタート地点からこの先に進んでもいいものか不安MAX…
案内板はボロボロでしたが以外にも鳥居はかなり綺麗!
不安と期待を胸に巨石群を目指し山道を登ります
少し進むと分かれ道…
まずはドルメンと矢岳神社の方面へ
道中は思っていたより整備されており、歩き慣れた運動靴であれば問題無く進めると思います
ここで矢岳神社とドルメンへの分かれ道
ここから矢岳神社がすでに目に見える位置にあったので、矢岳神社にてお参りすることに
矢岳神社は普段閉められてますが、
参拝する際扉を開けても大丈夫な様です
もちろん参拝後はあとぜきを忘れずに
戸を開けるとお供え物や、賽銭箱、おみくじ、
植物の種も販売されてました(LINE Payで支払いを出来る事に時代を感じます)
参拝を終えたら今度はドルメン方面へ
世界最大級の石積みドルメン
たどり着いた先に待っていたのは複数の巨石群!
残念ながらここの案内板も経年劣化により文字が殆ど消えてましたが、
ネットで情報を探しているとここの看板を書き写したと思われる内容を見つけましたので、こちらに転記しておきます
姫戸に多く残る石積みの古代遺跡の中でも、ここのドルメン(天井石を石柱が支えているもの)は最大のもので、世界に類を見ない最大級のものである。現存するドルメンで最も大きいものは、Netherland(今のオランダ)にあるHunebedden(Hun’sbed)と呼ばれているドルメンである。建造年代は、BC.4000が確認されている。名前のとおりケルト神話の王ハンの寝床である。日本でも「曾我馬子の石舞台」などと名前のついた巨石文化があるが、ドルメンの歴史はまだ浅い。
ここ姫戸のドレメンは、長さ13m幅6m厚さ1.5mの天井石を2m幅の階段状の礎石を中心に五つの支石で支えていて、東西に長く東向きに28°の仰角を持つ。全体は山の斜面に築かれているが、ドルメンの内部は階段になっていて、正面つまり東の面は垂直に削られていて、その前のテーブル面は水平の割石(2m長)で出来ている。その祭壇様のテーブル正面に手の平大の盃状穴が認められる。また、テーブル状の礎石は、実はその下に存在する空間、つまりChanver(玄室)の天井石ともなっている。その玄室は東側からしか入れないが、その外には、明らかに人の手によって削られた約1m大のサイコロ様の角石が積み上げられている。
このドルメンの位置は、宇宙船によく似た矢岳の頂上石の真下にあり、ドルメンの屋根の上に登ると、不知火海を一望に臨める。しかし、真南に目を向けると、小島と雨竜崎が一直線に並び、偶然の位置関係によるものではないことが見て取れる。
出雲風土記に「日の御崎の雨竜では、スバルが南中天に輝く頃、サメの群れが沖合いにあらわれる頃」とされている。そのスバルの観測は、星見台に櫂丈(やこうたけ)4尺約1.2mを手を延ばして垂直に立て、坐ってその先にスバルが現れたときなどとされていたが、そのときが潘種の始まりでもあった。その雨竜こそ、宇宙より水をもたらす北の天神北極星のことである。姫戸の雨竜より北極星を望むとき、小島のその先の矢岳に神を向い入れる神殿としてこのドルメンが存在していた。
中は左右の大きな石に支えられており、大きな石が転がっているもののかなり広い空洞
裏側に回ることも出来、ここからドルメン上部に登ってみると…
姫戸の美しい海と山をまとめて楽しめる絶景を一望することが出来ました!
大きな石がゴロゴロ!ストーンサークル
ドルメンを後にし、巨石巡りの旅最後のポイントはこちらストーンサークル!
ぱっと見では大きな石が無造作に転がってるだけにしか見えませんが…
白岳頂上の御神体石を真上に臨める場所に、直径約10m、大きさ2mほどの巨石からなるストーンサークルがある。そのた東西に走るストーンアライメントも確認できる。この位置は東に不知火海を臨めるやや平らな地形で、西に太陽の入日を見て始める古代の祭りの場となったところであろう。陽が沈み古代の神木である樫の木の薪に火がつけられ祭りが始まると、風穴が無数空いたさしずめ宇宙船を思わせる頂上石がその火に浮かび上がり、不知火海は芦北までもその威容を望まれたはずである。ストーンサークルの中で御神体石を望む北側に位置する立石には、無数の盃状穴がある。これらの盃状穴は水を溜めるように上向きにあけられている。いわゆる水窪石といわれるものである。古代の祭りでは、雨乞いの儀式が最も多く、天より頂く雨水をこの水窪に留め、祭りの朝日と共に汲み取り、命の水として大事に分け与えられていた。今では、お水取りや若水汲みの風習などに繋がるものと考えられる。また、この周辺の巨石には多くのペトログラフを見つけることができる。例えば、サークルの少し上方にある人面岩や、そのまた北西側の据石の下部に刻まれるサメの頭部を描いたペトログラフなど、古代人が祭りに寄進した痕跡が多く見られる。その他未発見のものが多く残ると思われる一帯である。
古代人が「祭りに寄進した痕跡」も残っているというロマンあふれる場所!
このストーンサークルでは盃状穴や、
人面岩、
そして蛇神やサメの頭部と言われるペトログラフ(岩石や洞窟内部の壁面に、意匠・文字・記号が刻まれた彫刻)等が発見出来ました!
またペトログラフとは一切関係無いと思いますが、表面がハート型に削れた石も発見!
矢岳巨石群遺跡 まとめ
古代人が利用していたとされる 矢岳巨石群遺跡
他にもペトログラフや方位を示す線刻等もあったらしいのですが、起伏の激しいストーンサークルエリアがかなり広く、探しても見つからない為断念してしまいました
古代人が遺した(?)ロマンとミステリーがあふれる不思議な場所に足を運ばれてはいかがでしょうか?